加水分解(かすいぶんかい)とは
加水分解することで
ざっくり言うと”スニーカーが壊れます”
加水分解(かすいぶんかい)と読みます。聞き慣れないことなですよね?

靴底がはがれてしまうらしいぞ
自分もアウトソールが全部取れてしまったことがあります。

ナイキ ズーム フライト5 (Nike Zoom Flight 5)
1996年のオリジナルでジェイソン・キッド氏のモデルで当時憧れていたのもあり買いました。


ジェイソン・キッド氏は空間把握能力が凄く、そこから導き出されるパスが創造性に溢れていて
なんでそこにパス通るの?なんでそこに味方がいる(来る)ってわかるの?と驚かされました。
バスケットの理解度、IQの高さ、瞬間的判断力の速さからどこにどの選手がいて
相手はどう守ってるからどこを通せばいいってコートをいろいろな角度から見れるような空間把握能力を持っていたかと
アメフトのQBをやっていたこともこの能力の高さからかと思います。

話しそれすぎだ!すみません

たしかに剥がれてたな!あの姿はうけたぞ(笑
はたから見れば面白い光景です
でもスニーカー好きには”特に笑えません”。。
履かずにとっておいたのですが、履きたいなと思い
履いたらアウトソールのブルーの部分から剥がれて取れました。
両足ともに。。。
これは商品が悪かった訳でも、ナイキさんの製品が悪いわけではありません。
当時は加水分解など知らなかった私は室内とは言え、何もせず長期しまっておきました。
その間に湿気だったりでポリウレタン部分が劣化していたと思われます。
アウトソールってこんなにきれいに剥がれるんだ!?と思うほど
綺麗に真っ二つになりました。
きっとそんな恐ろしい加水分解を味わった人はエアマックス等で山ほどいるでしょう??!
これを加水分解(かすいぶんかい)と呼びます。
大好きなスニーカーが”ぶっ壊れる”のは恐ろしいです。
大事なスニーカーを守りたい!

原因などを説明していきます。
加水分解とは
はっきり言われているのは2つです。
水分によるカビなどによりおこる
ウィキペディア加水分解より
加水分解(かすいぶんかい、英: Hydrolysis)とは、反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応のことである。水解とも呼ばれる。このとき水分子 (H2O) は、生成物の上で H(プロトン成分)と OH(水酸化物成分)とに分割して取り込まれる。反応形式に従った分類により、加水分解にはいろいろな種類の反応が含まれる。
ウィキペディア加水分解より
より引用
ウィキペディア靴底より
ウィキペディア靴底より
ポリウレタン底は、軽量で耐摩耗性に優れている反面、経年劣化で加水分解(大気中の水分と結びつき化学分解をおこしてしまう現象)する傾向が大きいといわれている(保管状態にもよる)。
ウィキペディア靴底
より引用
樹脂プラスチック材料協会(より材質的な詳しい説明)
加水分解とは、反応物が水に反応して起こる分解反応です。
このとき水分子 (H2O) は、生成物の上で H(プロトン成分)と OH(水酸化物成分)に分かれて分解生成物の中に入ります。反応形式に沿って分類することにより、加水分解にはさまざまなケースの反応が得られます。一般的に、加水分解が起こるとプラスチック・樹脂は分子量が低下し劣化をお越し、耐久性や剛性、強度に悪い影響を及ぼします。たとえば、よくエステル結合を持つプラスチック・樹脂が加水分解を起こしやすいのですが、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリカーボネート(PC)などは加水分解を起こしやすいプラスチック・樹脂と言われています。
ポリカーボネートが加水分解を起こす流れを例にすると、ポリカーボネートのエステル結合が水分子 (H2O)によって遮断され、二酸化炭素(CO2)が起こり、低分子量体やビスフェノール A が生成され、加水分解が発生する流れとなります。
また、加水分解の逆反応は脱水縮合になります。
樹脂プラスチック材料協会
より引用
プーマ商品付属の注意より引用
ポリウレタンソール加水分解について
●当商品はアウトソール(本底)、あるいはその周辺パーツにポリウレタン素材を使用しています。
このポリウレタンは高い弾力性と滑りにくいという特質を持つ素材ですが、
多湿の環境下に弱く、カビの繁殖によって経時変化を起こし、亀裂・剥離につながる恐れがあります。
この経時変化は使用頻度に関わらず製造後約2年”を目途に発生しますので、ご理解をお願い致します。
プーマ
より引用
プーマはこんなのをポリウレタンが使われている場合添付してくれていてフェアな姿勢を感じます。




こういうのがないと自分のようにただぶっ壊してしまったり
単純に寿命か?と思って終わることもあるでしょう。
自分がそうだったように加水分解が起きたということ、加水分解が起きるということを知らない方も沢山いると思います。
興味を持って調べるまで知る由もありませんでした。
ポイントはポリウレタン素材がまず使われているか?
上記で引用したプーマのポリウレタン素材を使う理由の他にも
この素材は機能性に優れており
有名なところではナイキのエアマックス系は見えているビジブルエアユニットにしても、
エアユニットが見えていなくても、その機能性エアユニットをスニーカーと言う製品にするためにポリウレタン素材を使用していることが多いです。
エアユニットとの接合がしやすい物質でアウトソールやミドソールと接合したりすることにも使用しているそうです。
なので使われているスニーカーは現在も多く存在します。
だからズームフライト5もアウトソールが全部剥がれたんですね!?
納得です!

こわいねぇ

どうにもならないの?
それでは対策委員会を開設します!
対策委員会

なにをやればいいんだ?
加水分解対策
結論から言ってしまうと”加水分解は必ず起きます”
※この経時変化は使用頻度に関わらず製造後約2年”を目途に発生します(プーマ商品付属の注意より)
身も蓋もない。。

対策になんねーじゃねーか!?ヽ(`Д´)ノプンプン
ただポイントがあります!
そして加水分解は遅らせることができるのです。
加水分解は遅らせることができる
メーカーやウィキペディアでも含みがあります。
※ 多湿の環境下に弱く、カビの繁殖によって経時変化を起こし プーマ注意より
1.保管の仕方を考える
2.水分を適度に保つ
3.カビの発生を防ぐ
ここに気をつけたら加水分解を遅らせる事ができないでしょうか?
世界的にも多湿な国”日本”はこのポリウレタンと相性が悪いですが、
そうも言ってられない。
できることをやって見たいと思います!
では具体的対策をまとめてみます。
遅らすには
まず履いた場合、雨ならもちろん
晴れであっても足汗で湿気を普段以上に含んでいるかもしれません。
換気の良い状態で少なくとも一日以上は乾かしましょう。
しっかり乾かすことで多すぎる水分での化学反応を減らします。
履いたあとのケアなどについてはまた記事にまとめます。
保管方法については下記記事にまとめましたのでご覧いただけますと幸いです。
下記のような方法を用いて、今加水分解を遅らせることができるか検証しております。
ダイソーで揃う スニーカー保存方法 準備編

ダイソーで揃う スニーカー保存方法 実践編

最後に
自分のようにぶっ壊さず、これは履いたら壊れるから”履かずに記念にとっておこう”と言う選択肢も取れたかと思います。
怖い加水分解ですが
知っているのと、知らないとでは全く違います。
理解した上で必要に応じて対策を行えば
高価なプレミアスニーカーを暗に壊してしまったり
一番のお気に入りを長く履けたりします。
その上で値段もそれほど高くないし、2年履いたから十分!と思える事もあります。
知識を持って選択肢を持っておくことが大事だと思いました。
それではまた~♪

